私書箱サービスは、主に都心オフィスビル等の一室を借りて、SOHOや個人事業向けに住所を貸し出し、郵便物等を転送するサービスです。郵便局の私書箱の場合、住所が「新宿中央郵便局私書箱○○号」といった表記となり、私書箱であることが即座に知られてしまいます。が、私書箱サービス業者なら「新宿1-2-3新宿ビル456」となり、事業所の住所として適しています。したがって、私書箱は、代行業者の住所を自分の会社の住所として使えるメリットがあります。事業所を持たない個人、SOHO、ネットビジネス、週末企業家にとって、一等地の住所を利用して自宅住所を公開せずに安心して開業することができ、郵便物や宅配小包を受け取って転送してくれるサービスもあるため、たいへん魅力的と言えます。
ここで注意点を一つ。自宅を引越した際、郵便局だけでなく私書箱業者にも転居届けを提出しなければ、配達されないことになります。当たり前のことですが、うっかり忘れると大事な郵便物が届かず、トラブルのもとになったりしますので、注意しましょう。
また、私書箱の料金を支払えば誰でも利用できることから、これを悪用するケースも発生しています。
私書箱は現状、プライバシー保護の観点から、免許証などの身分証明書をせずに利用することができますが、これを逆手に取って悪用するケースが問題となっているため、今後、身分証明書の提示が義務づけられることになりそうです。
また、これは余談になりますが、2006年にJR東日本と東日本キヨスクが協働し、東京駅構内で「えきあど」という私書箱サービスを開始しました。全国の主要都市の駅構内に私書箱が設置されていく予定です。今後、ますます私書箱サービスのニーズが高まり、事業も様々に拡大・発展していきそうです。